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2017.04.14 Friday

携帯!携帯!

忘れてしまった1日デシタ。

きっと特に問題はない、はず。

なはは。

昨日今日と村上春樹さんの『雨天炎天〜ギリシャ・トルコ辺境紀行〜』を読んでまして。

携帯を全くいじらなかったので、しばらく不携帯なのに気が付きませんでした。

 

おもしろいんですよね〜

 

比呂志には「旅行記を面白いと言う意味がわからない」と言われるんですけど。

好きなんですよ、元から。

ただのエッセイより断然好き。

 

"本というのは最も自由な娯楽である"

 

なんて、私ごときが偉そうに思っております。

例えば「一本の木があった。」という文を読んで、どんな木を想像するかは個人の自由でしょ。

映画化するとか、万人に見せなくてはいけなくなるわけじゃなければ、ダメと言われることもない。

話を進めるスピードも自分次第だし。

そんな話をしたら、そうだよね〜って比呂志ちゃんも本を読むヒトになったのでありました。

しかし、当然のことながら趣味・嗜好は、全く違います。

 

 

旅行記って、風景や人や食べ物の描写がとても丁寧に出てくるのですよね。

当たり前なんだけども・・・

それが、いい。

自分がそこに行ったら、きっとそんな風には感じないんだろうなとか思いながら読んでる。

村上春樹さんの本では『辺境・近境』も読みましたが、とても面白いです。

何がって、なんでそんなこと行くのよ!ってところから、まず。笑

そして、彼が書くフィクションの世界に確実に繋がっていく、思想や興味。

その一端を見ているようで、とても興味深いのです。

(そして、酒を飲みすぎだよ・・・と、いつもコッソリ思う。)

 

 

想像するのは個人の自由で、読み手としてはそれでいいんだけども、書き手になると、途端に話は変わります。

自分が見た何かを文章で伝えるのは、とっても骨が折れる。

このブログでも、何度挫折してアップしないことがあったか・・・残念な脳みそ!

 

旅行記、きちんと書けるようになりたいなー!!

 

 

あ、そういえばダンスも一緒だなと、ふと。

 

自分が聴いた音やイメージした動きを、身体に表出させるのは難儀なことです。

外から見て言うのは簡単ですけどね。

言葉にして伝えるのも難しいですよ。

教えるとき、振り付けを考えるとき、やっぱり苦労しますもの。

表現としての道のりは、きっと同じなんだと思います。

書き手としてはモチノロン、ダンサーとしても、もうちっといろんな言葉の引き出しが欲しい榊なのでした。

 

 

 

 

 

2015.09.29 Tuesday

『指名される技術』

指名される技術

わたくし、ハウツー本ってあまり好かんのですよ。
そんなんでうまく行くんだったら、皆できてるわい!って。思いません?
でもまあ、色々ありましてね。
私だって指名されたい!(笑)

最初の1ページがおもしろそうだったんで、
買おうかな〜どうしようかな〜ちょっと高いかな〜って迷ってましたら、
比呂志様が「買っていいよ」って言ってくださいまして。
えっ!ホント?!

「お前がそれ持ってレジ行くとこ見たい。」

・・・もう「様」つけてやんないから。

まあね。っぽくはないよね。
熟女系のアレかななんて思われてるんでしょうね。
って思いながら購入。

ホリエモンさんが斉藤さんと言う方と共著した本でした。
おもしろいです。
観点がハウツー本ぽくなくて。
夜の世界にも詳しくなれます。


ええと、こんな私でもですね、実は会員制のクラブのホステスさんをバイトで2回だけやったことがあります。
コレ言ったら、比呂志もギョーテンしてましたがね。
友達に頼まれまして仕方なく。
タバコ持ったらすぐ火をつけるとか、お酒つくるとか、そんなのは別に覚えてやればいいだけのことだったんですけども、
一番困ったのは会話でした。
いざお客様となんか話せという状態になったとき、「素の私」以外の引き出しが全く見当たらなかったのです。
そのフロアで、私は「榊美央」ではなく・・・ちょっと名前忘れちゃいましたけど、アケミちゃんだかなんだかの別の人間なわけですから。
結果、絞り出した一言が

「・・・新聞って何読んでますか?」

これを言いながら、”ああ、私向いてないわ”と自覚したのであります。

しかも、このクラブのママに、3日後にスタッフの誕生会をやるからあなたもいらっしゃいと言われまして、
当日参上したら「呼んだっけ?」と困惑顔で言われるという・・・。
ちゃんとプレゼント買っていったのに。
あれは切なかった。
夜の世界はそのまま信じちゃダメなんだなあと思った記憶があります。



と、いうようなことを読んでて思い出しました。


いや、それだけではなく。
今の私に違う視点を与えてくれる、興味深い本だと思います。
たまにはこういうのもいいですね〜。
 
2014.10.10 Friday

『自分の運命に楯を突け』岡本太郎著

まず題名がいいよね。

私はこんな顔してるくせに天邪鬼なので、自己啓発本は中吊りで十分と思ってるクチなんですが。
買っちゃった。

小奇麗な言葉で人や人生をエラそうに語られてるのではなく、そばに寄り添いつつ激しい言葉を投げつけられている感じ。
おそらく、読んだ誰もが自分はこうなりたかったんだと思い、それぞれの思い出を振り返りつつ前に進もうとしていくのではないでしょうか。
そんな本です。

私はと言えば、小学校1年生の時にショッピングモールの遊具で危険な遊びをしていた6年生に「危ないことはヤメロ」と注意してボコられそうになったこととか(寸前に親戚のおじさん登場で難を逃れる)、6年生の学芸会でダンスやりたいって立候補(もちろん当時は踊ったことなどナシ)したのに、「榊さんは詩の朗読ね」と担任に決められてすごく悔しかったこととか思い出しました。比呂志ちゃんは「仕方ないよ。お前、朗読うまそうだもん」って言ってましたが・・・わはは。

うちは教員一家だったからか、あんまり目立つようなことをさせたがらなかったような思い出があります。
やりたい!ってこと全部立候補したら怒られたりとかもあったな。よく考えろって。
そうね・・・私はよく考えない子でした。笑
ただでさえ「先生の娘」として色眼鏡で見られる子供を心配してたんでしょうけども・・・。
この本を読んで、もっと親とも先生とも闘えばよかったかなーと、思ってみたりしてます。
まあ今からそうやってもいいけど、親とはヤダなあ。

あと何年生きられるかわからないけど、今この瞬間!を燃えて生きていきたいです。
 
2014.06.27 Friday

エッセイ・BEST3!

えー、つい2日前のことですが。
ワタクシが今まで生きてきた中で、おもろかったエッセイ・BEST3が完成いたしました!
長生きする予定ですので、今後変動の可能性は当然あり。)

まずは不動の2冊を紹介。

 慍脇犬のぞいたインド』妹尾河童著
舞台美術家・妹尾河童さんのインド旅行記。
全部手書きなんですよ。
字も、挿絵も。
上から見たホテルの部屋の配置図やタージマハールの予想図なんて、最高に興奮します。
丁寧な字と絵。そして妹尾さんが”覗いた”インドの側面が本当に興味深く、小学生のころから読んでます。
文庫本ですが、今でも大事に保管。


◆慇屬舛磴鵑来た!』石坂啓著
漫画家・石坂さんの出産子育て体験記。
たまひよなんか読まないで、これ読みゃいいじゃん!と思う。
確か中学生くらいの時に、ジャケ買いしました。
このエッセイは、負(と言われる)の部分も包み隠さずアッケラカンとしてくれてるから好きなんです。
出産にいたるまでの、妊娠・流産・中絶、はては性欲のことまで。
ずーっと前、婦人系の調子が悪くて産婦人科を受診したとき、
控室にたまひよしか置いてなくてゲンナリしたことがありましたが…この本を読んでたからか、劣等感は持たなかったな。
色々あっていいじゃん!と思える、素敵な本です。
この本は妊娠した知り合いに買ってプレゼントすること多し。
(余談ですが、せっかくあげたのに「なんでこんな本買ったの?」ってニヤニヤしながら言われたことがあります。世の中には色んなこと考える人がいるんですねえ。)


『サハラ砂漠の王子様』たかのてるこ著
これですよ。
新たにランクイン!
本読みながら爆笑したのは久しぶりです。
私、こういう人に憧れてたんですよね…もうそれに尽きる。
モロッコ女性一人旅行記。
価値観をぶっ壊して新しく作っていくことって、メッチャ大変だと思うんだけどなあ。
これ読んでるとそうでもない感じがしてくるの。
そして一人旅に出たくなります!笑
また、文章の書き方がすごく勉強になりました。
分かりやすくて伝わる文章とは!というところ?
ブログに生かせるといいけど。


この三冊は、本当にお勧めなんですよ。
私、何回も読んでますから。
ぜひぜひ!
 
2014.06.21 Saturday

『永遠の0』百田尚樹著

想像してた感じと違うなという印象の本。
もっとお涙ちょうだいの特攻隊を美化した話なのかと思ってました。
もちろんフィクションとしての都合の良い展開は多々ありましたが、
私の心を掴んだのは、そんな部分ではなかった。
『坂の上の雲』を読んだ時にも感じたけれど・・・

無知はやはり罪であると思う。

情報もなく(それを得ようともせずに)、知識もなく、己の周りしか顧みず行動することは、多くの失敗と犠牲を産むのだ。
それが大人数の長たる者であれば、なおのこと損害は大きくなる。
戦争における日本首脳陣の無知ぶりは顕著だ。
でも、忘れてはいけない。
その首脳陣は私達の代表であるということを。
かつては今のような政治構造ではなかったはずだから、直接的に選んだわけではないのかもしれないけれど・・・
世論という形で国民は彼らを後押ししてしまったのではないか。

情報の伝わり方も兵器の形も大きく変わってしまった今、かつてのような「戦争」は、おそらくもう二度と起こらないだろう。
でも、形を変えた「戦争」がきっと私たちの身近で常に様子をうかがっている。
一人一人がもっと学び、考え、行動することの大切さ。
微力な私達個人の力が一つ一つ光り輝き始めた時、政治も教育も何もかもが大きく変わる。
百田さんが一番伝えたかったであろう『生きろ』という言葉の裏には、
ただ生きならがらえるのではなく、己の持てるすべてを尽くして生きろという思いが隠れているのではないか。
主人公・宮部のように。

私たちは、たくさんの散って行った命の上に立っている。
改めてその思いを強くするとともに、
与えられたその時間を無為に使うというのは冒涜以外の何物でもないと感じた。
 
2014.06.13 Friday

『生命とリズム』三木成夫著

「人間生命」をどう捉えるかということを、解剖学の視点から説く本です。
(解剖学・・・だけでもないようですが)

例えば、幼児は窓の外の鳥とおもちゃの鳥を同じだと認識し、「鳥」という存在を知る。その後、絵本の鳥を見て、今度は窓の外の鳥とおもちゃの鳥を思い出す。こうした”印象”と”回想”の累積によって、「鳥」というものがこういうもの(=「原形」)だと認識していくのだ。
では、生まれ落ちたばかりの子供の心は、白紙なのだろうか。
お腹がすいたら吸い付けばいいものが母親の乳房だと、なぜ知っているのだろう。
それを飲んだあとに満足した表情をできるのはなぜだろう。
”本能”と呼ばれるこの認識を、生まれるはるか前の遠い祖先から受け継いできた「生命記憶」である著者はいう。

『どんな生物もこの様な「記憶」を累代に伝えて行くのでなければ、「種」の生命はたちどころに消滅してしまうだろう。』

胎児の発達していく様は、それを裏付けるかのように進化の歴史そのものを体現している。
人体の構造の「原形」は、解剖をしてしくみを調べるだけではわからない。
そのなりたちを知ることで、体得していくのだ。


人体解剖学という学問を、私は初めて聞いたのですが、三木さんは様々な分野に貢献した突出した方だったみたい…。
確かにこの本の中だけでも、深く文学的な思想やことばを多く目にしました。
私が惹かれた言葉は、序盤に出てくるこの部分でした。

『ある人間の持つ”すがたかたち”の強烈な印象が人の心に深く刻み込まれた時、その人間の「生命」は生活を終えた死後もなお、脈々として人の心に波、消え去ることがない。そこでは”死んでもいのちがある”ということになる。』

踊るという行為が、人のすがたかたちの印象である限り、それは生きるということに等しい。
そう感じました。

最後まで読むと、この言葉は”人間の原形、つまり人間らしさとは何か”という人間形態学的な話であることがわかるのですが、
私にとっては、最初に感じた印象でいいかなと思ったりもします。
また、中盤の部分など、今までに考えたことのない視点で体を見直すことができたりもして、とても面白い本でした。
他の著書もぜひ読んでみたいです。
 
2014.05.20 Tuesday

『貧困旅行記』つげ義春著

出だしの章が、“蒸発旅日記”。
何回か文通したファンの女性と結婚して、今の生活から蒸発してしまおうと九州に向かう旅である。(ちなみに女性には確認をとっていない)

もうそこで引きずり込まれてしまいました。
つげワールド!

旅というと華々しくて楽しげな情報があふれている昨今、非常に特別な旅行記でした。
私はすごく面白かったけどなー
昔から『無能の人』の映画にハマったり漫画も読んだりしてましたから、免疫ができていたのかもしれませんが。
一番下層に落とすことで自分の存在を感じるという感覚。
つげさんにしかできない表現だと思います。

”「貧困旅行記」としたのは、貧乏な旅と、旅の内容と自分の内容の貧困に拠るものである。”
という、あとがきの文章がまた好きです。
2014.04.24 Thursday

『言葉が足りないと猿になる』岡田憲治著

筋肉系の本(?)にちょっと疲れたので、R25で紹介していた本を2冊読んでみました。
『夜露死苦現代詩』都築 響一著
『言葉が足りないと猿になる』岡田 憲治著


1冊目はとにかく刺激的!
痴呆老人たちの言葉を集めた最初の章を少し読んだ瞬間に、「ああ、これは腰据えて読まんと(言葉に)ヤラれるな」と感じたのですが…その通りでした。
エロサイトの広告文やらラップやら、障害がある方が残した一瞬の言葉や歌謡曲の歌詞やらを拾いつつ、
現代詩とはなんぞや、どうあるのがいいわけ?と問いかけてくれています。
海外のラップを取り上げた章で、「言葉がお金という価値に変換できている」ということを高く評価しているんですね。
そこがおもしろかった。
ダンスに置き換えてみてみるとなおのことね。


2冊目、この本に最近かぶれております。
比呂志も辟易。笑
でも本当にそうだと思うんだよなあ。
著者は、日本のサッカーを強くするために言葉だ大事だと言います。
マスメディアはそれに気が付かず、「今日の試合どうでしたか?」という答えを予想できるような質問や、
「亡き母に捧げるシュート」などというプレーに対してではなく境遇や気持ちばかりクローズアップした報道をし続けている。
もっとみんなでサッカーを語れ!そうしないと強くなれない!とね。

社交ダンスはわりかし言葉にまみれているような気がするけど…
その内実は言葉足らずなのかもしれません。
知識がないと、ただイメージ喋って理解してもらえず終わっちゃうし、話すこと=喧嘩みたいにとられることも多いです。
もちろん、著者も書いていることですが、表現というのは言葉の先にあるもんでして、
言葉に変換できる程度のことじゃダメなんですけども。
2人でダンスを作り上げていく過程で、言葉は重要な位置を占めているのではないかと思います。


要は、言葉に出すことを結論とするのではなく、
言葉をツールとして使えるようになること
が大事なんです。
議論と喧嘩は違う。
その「先」を探しながら言葉を交わしあう時間は、非常に楽しくエキサイティング!
もっともっと話して、踊って、いいダンスを作り上げられるようにしていきたいと思います。
2013.10.14 Monday

『知の逆転』NHK出版新書

これ、面白かったわー!
最近読んだ中で一番です。
本と言ってもインタビュー集なので、広く浅くといった感じですが・・・

世間様のことを何にも知らないワタクシですので、インタビューを受けている方たちのことは全く知りませんでした。
この6人のおじいちゃんたちは誰?という感じで読み始め。(←失礼)
でもかなり強烈パンチ食らいました。

核に関しての考え方、教育のあるべき姿、人間の能力について、音楽というものの効能・・・
様々な内容に関してそれぞれが意見を述べます。
同じ意見の時もあるし、真逆の時もある。
でも、その違いがとても心地よいのです。
テレビで流されているパッケージ化された一方的な情報を信じるより、100倍いい。
そして世論とまったく違う視点であることに、衝撃と安心を感じます。
いかに自分が無知で凝り固まっているかということなんかな。

頭の中ほぐされる感じの本。
ぜひ!
 
2013.08.02 Friday

『タモリ論』樋口毅宏著

漫画家の赤塚さんのお葬式でのタモリさんの弔辞。
なぜか私は全文聞く機会がありまして、とてもとても心を揺り動かされました。
本当に素晴らしい文章だった。


著者によると、この経験を「タモリブレイク」と呼ぶそうです。


この本を買ったのは、弔辞を全文掲載していたからと言っても過言ではありません。
それ以外は特に期待もせず。
著者自身も言ってますが、読んだからといってタモリさんに詳しくなるとか何かが分かるということでもないらしい。
タモリ論なのに・・・笑
むしろ猪木さんのことを書いた文章が心にとまりました。


“ホウキが相手でも名勝負を繰り広げることができると言われた「燃える闘魂」”


ホウキ!
この形容だけでエンターテイナーとしてのすごさが・・・。
タモリ論なのに・・・笑


とにかくこの本読むと、お昼の12時を違った気分で迎えられるようになります。
それだけは本当!

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