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2020.09.27 Sunday

オンライン競技会

オンライン競技会というのがありましてですね。

踊っている動画を送って、審査員に審査してもらうという競技会です。

所属しているEJBDF(公益財団法人日本ボールルームダンス連盟東部総局)の役員の方々が、今とても頑張ってくださっておりまして、先日配信された無観客試合しかり、このオンライン競技会しかり、新しい取り組みです。

モチベーションの維持、深刻な問題ですから・・・。

(今というより、これからのダンス界を考えると)

 

私たちはといえば、自分たちのペースで練習する日々。

トラウマになるほどのヒリヒリした試合経験が、遠い思い出に感じるほど。

 

そう、ああいう感じじゃないと!試合は。

 

だから無観客試合にもエントリーはしませんでした。

・・・なーんて。

こんな感じだったんですよ、昨日の朝までは。

 

でも、ふと思いだしたんですよね。

私の信条を。

 

「意見を言うなら、ちゃんと経験してから」

 

 

やってもいないことに文句言ったり、賛成したりするのは好きじゃない。

だったらやらないと!

 

↑繰り返し言いますが、昨日です、これ思ったの。

 

オンラインコンペの締め切り、今日までなの〜〜〜

 

わははは!!

 

今更オンライン競技会出たい!なんて比呂志は絶対嫌がるし、やるならアレか、ソロ競技だな。

なんて感じでそのままフロアで振付考えて。

締め切り当日に送ろうということにして、今朝録画して、昼間に送信したのですが。

 

実は、ものすごく葛藤してました。

そもそも私はソロダンスが全然できなくて悔しい・・・というところからスタートしている勢(?)なわけであります。

しかも、ピチピチの若い子がたくさんエントリー(しているだろう)中に突入していくの、どうなの?

などという謎のプライドが〜。

比呂志君に「私、この動画(試作品見せた)出したら恥ずかしいかな?」って聞いたら、

「お前がそう思ったんだったら、そうなるんじゃない?」と言われまして。

う〜ん・・・と。

 

ちゃんとやってダメだったんなら、それはそれでいいか。

 

6月からソロダンスのオンライン・レッスンやってきて、その成果も少し出してみたいし。

ちょっと腹が決まり、朝きちんと起きて衣装を考え、化粧も髪上げも丁寧にあげて。

撮影しました。

 

その上で!

その上で、今後クリアになっていくだろう疑問点をあげておきます。

 

●ソロ競技の審査基準とは、二人のダンスを想定した「ソロ」なのか。

ソロの女子として"良いダンス"ってなんだろって。

まるでそばに男子がいるかのように見える!のが良いのか、ただ単純にソロで踊っていいのか。

ソロ男子とソロ女子に部門が分かれていたので、とても悩ましい選択でした。

指定もなかったし。

結局、私は男子がいるような表現はあまりしていません。

 

●動画の長さが指定の長さなのか、踊りの長さが指定の長さなのか

ホームページ上でも情報が混在してましたね。

動画が1分15秒〜30秒なのか、踊ってる部分がその長さなのか?

結局、踊ってる長さは1分15秒以上にして、動画は1分30秒ぴったりにしてみましたけども。

編集しないで!とのことだったので、動画の長さ合わせるのも大変。

 

●チェッカーは何をチェックしてるの?

どうやら審査の前にチェックが入るらしいのですが、何に対して入るのか記述はありませんでした。

 

●衣装は練習着という指定だったけど、帽子とか手袋とかどうなの?

かつてのセグエ競技会で、手袋は小道具なんじゃない?論争が起こった記憶が・・・

どうなんでしょ。

いろいろやりたくなっちゃう。(今回の榊は普通です)

 

とまあ、後半は重箱の隅をつつくような内容ですが。

一番難しいのは、やはり審査基準です。

どういう審査するんだろう・・・

 

社交ダンスのソロって、どんなダンスがいいと思います?

 

 

さ〜〜私の結果はどうなるかな〜〜

予選落ちしたら、せっかく作ったルーティンなので、成仏させるようなレッスンをどこかで開きたいと思います。

ぜひご参加ください。笑

 

2020.09.19 Saturday

Dancing Wok Out!

今月から、新しいエクササイズコースを新設いたしました。

 

題して

 

Dancing Work Out!(ダンシング・ワークアウト!)

 

20200919_3046255.png

(写真は昨日の様子。掲載許可いただいております)

 

ストレッチ →筋トレ →リズムトレーニングを含めたダンス という流れで行う30分のクラス。

ダイエット目的のエクササイズクラスです。

楽しく汗をかこう!が合言葉^^

ダンスが初めての方でも受講可能です。

 

月4回(毎月初めに4回分の予約をとっていただきます)

¥9,000 もしくは チケット14枚

※最初催行人数2人〜

 

↑完全予約制なので、お客様に合わせた内容で行います。

 

おおまかなコースは

1、ファンクコース(ヒップホップのベーシックステップをメインに踊ります)

2、社交ダンスコース(社交ダンスの種目を組み合わせて踊ります)

の2パターン。

月ごとに変更しても、もちろんOK!

 

20200919_3046257.jpg

(今月はファンクコースで頑張るお二人です。)

 

もちろん、ゆっくりストレッチメインのクラスに編成することも可能です!

ご相談ください。

 

動きやすい恰好・運動靴・タオル・飲み物、ヨガマットをご用意ください。

(貸しマット¥100/回でご用意あります)

 

 

LINEやメールでのお問合せ、お待ちしております!

info@oyamadance.com

 

公式LINE@ http://nav.cx/Auw6LSL

 

2020.09.16 Wednesday

2020夏休み・常念岳と大天井岳3

ダウンの寝袋の中でふと目が覚めた。

寒い。3シーズンの寝袋では、少し薄かったか。

しかしテントの中が妙に明るい。

朝?

比呂志を起こさないよう、ベンチレーション(空気穴)から外をそっと覗く。

 

目の前にさんさんと輝く月があった。

 

たまらず外に出る。

無数の星。

そして目の前に黒々と立ち上がる槍ヶ岳の山並み。

1人息をのんだ。

 

山はここにいる。

いつでも、どんな時も。

明日はきっといい天気だ。

 

 

9月9日水曜日
4:00起床。外へ出る。
最高の夜空と、ほんの少し白む東の空。

他のテントにも灯りが灯っている。
もそもそと起き出した比呂志も、おおーと声をあげている。

 

20200916_3045143.jpg
キラキラと輝く安曇野の夜景の先に、太陽の光がその片鱗を少しずつ空に放出し始めていた。
振り向くと、大天井岳の稜線が紫色の空をカッキリと切り取っている。
山頂へ行ったら最高だろうな!

しかし、今日は少しでも早く出発したい。

今日の行程↓


我慢して出発の準備をする。
昨日何度も頭のなかでシミュレーションしたテント撤収は、思いの外スムーズに進んだ。

(畳み方がひどいとも言う)

山並みに朝日が少しずつあたりはじめ、景色が静かに起き出していた。

20200916_3045145.jpg
は強いが昨日ほどではない。
最高である。

6:25 大天荘出発。
20200916_3045172.jpg
二日間全然姿を現さなかった槍ヶ岳が、ずっと右にいる。
浮かれて何度も写真を撮ってしまう。

20200916_3045151.jpg
下を見てないとコケるので、気を付けなくては。
最高である。

東大天井岳を越えるころ、一旦槍ヶ岳とはお別れ。
改めて見ると、上から雲が手を広げるように広がりはじめていた。

20200916_3045157.jpg

昨日とは別物の景色のなか、常念小屋へついた。

20200916_3045149.jpg

8:55 常念小屋前にて休憩。

見ると外の簡易トイレを汲み取り&掃除するスタッフがいる。
本当に大変な仕事だ。
登山道の管理まで請け負うこの仕事、民間に任せるべきものなのか。いつも思う。

 

快晴の少し風が強い(となりのお父さん、袋を飛ばされて猛ダッシュしていた)小屋前のベンチで、最後の大休憩。

お湯を入れるだけの簡易パスタと大福もちを食べた。

出発の時。

振り返ると、槍ヶ岳にはもう雲がかかっていた。

さようなら。

姿を見せてくれてありがとう。

 

ここからは我慢の時間である。

 

下山は集中力との勝負だ。

ずーっと下を向いて歩く。

気を抜いて話したりなんかしてると、道を間違えたり足がクニャっといったりする。

二人無言でもくもくと歩く。

 

もくもく・・・

足痛くなってきたあ・・・

もくもく・・・

登りは全然平気なのにな・・・

 

長い。

 

下り、長い!!!

 

最初の大滝ベンチ(第1回参照)までと、そこからがとにかく長く感じた。

やる気を失った比呂志のペースダウンが半端ない(おい!)。

何人かの先輩に追い抜かれたが、あの人たちはなぜあんまにヒョイヒョイと下れるのでしょう?

その歩き方を形態模写したりしながら、どうにか乗り切った。

ダンサー魂。

 

13:30 一の沢登山口到着。

20200916_3045159.jpg

とりあえずトイレいって一休み。

ここから駐車場まで、また20分近く歩くのかあ・・・

と、げんなりしている榊の前方、行く先の舗装道路のかなり先に、黒い物体が見えた。

 

ク マ だ 

 

指先くらいのサイズに見えるから、かなり遠くにはいるけれど、あれは確実にクマだ!

こっちを見ている・・・。

(榊の視力2.0)

 

困った・・・あっちに歩いて行かなくちゃいけない。

苦し紛れにクマ鈴をチリンチリンと鳴らす。

彼はこちらを何度も振り返りながら、ゆっくり左の斜面へ入っていった・・・。

 

さて、である。

彼が消えていったそのすぐ横を、通らねばならない。

待たれてたらどうしよう!

・・・どうしようもないけど。

死ぬほど緊張しながら舗装路を歩く。

20分なんてあっという間だった。

(ちなみに、比呂志は目が悪いので、まったく、まっっったく見えなかったそう。逆にうらやま)

改めて、ここは私たちの場所ではないと思い知る。

 

無事に駐車場についたら、さっさと退散。

松本市のお風呂にお邪魔して、帰路についたのだった。

 

 

 

山はいつでもいてくれる。

だけど、私たちの時間は無限じゃない。

体力やお金の有無のみならず、人生のステージはどんどん切り替わっていく。

こんな時期ではあったけれど、やっぱり行ってよかった。

大事なことも、余計なことも、すべて大切に生きていきたいと思う。

(それを支えてくださっている様々な方々に感謝して)

 

夜中に見た、静寂のなかにたたずむあの黒い山並みを、私は一生忘れない。

 

 

おわり。

2020.09.15 Tuesday

2020夏休み・常念岳と大天井岳2

9月8日火曜

5:00起床。

山ではかなり遅い時間である。

ちょっと外に出て日の出を見たが、寒い&強風ですぐに退散。

20200915_3044584.jpg

20200915_3044575.jpg風が強いのでしゃがむ榊と常念小屋

 

 

でも晴れたな。

行けそうな気がする!

 

とりあえずご飯を作って食べる。

昨日のうちに浸水させておいた生米+焼き鳥缶の焼き鳥ご飯と、魚肉ソーセージとピーマンのマヨネーズ炒め。

味は・・・微妙!

魚肉ソーセージ、あんまりテンション上がらないな(個人の感想)ということを知った。

 

7:30 常念小屋出発

台風は朝鮮半島の方へ抜けたようだ。風はまだ強め。

小屋から見て右側の山に登ると常念岳、左側の山に登ると大天井岳へ向かう横通岳である。

常念岳の往復には2時間かかる・・・。

荷物を小屋において行けば時間的には可能だが、風に対抗する体力を温存しておきたくて、私たちは常念岳をあきらめた。

 

というわけで、本日の行程↓

大天井岳のふもとにある、大天荘へテント泊!

 

この強風が台風によるものならば、時間とともに弱まるはず。

次のテント場に行くまでに、どうか弱くなっていてください・・・!!

気合を入れなおして、横通岳へ向かう。

20200915_3044581.jpg風にびびりつつ

 

そこには待ちに待った穏やかな稜線歩きが待っていた。

20200914_3043822.jpg

 

8:30 横通岳登頂。

三角点しかないかなり地味な山頂だが、今回の旅の初山頂である。

20200915_3044587.jpg

昨日私たちが登ってきた一の沢方面から、ガスがもうもうと上がってくる。

風は少しづつ弱まってきたようだ。

槍ヶ岳は相変わらず見えない。

他の山々は薄い雲の切れ間から時折姿を見せてくれるのに、彼だけは厚い雲に覆われガンとして姿を現さないのだった。

 

11:30 大天荘到着。

20200914_3043838.jpg小屋の奥には大天井岳。

テント場にはまだ誰もいない。

受付をすませ、いよいよ今回のメインイベント・テント設営である。

家の中では何回か練習したし、樹林帯のキャンプ地で一回張った。

稜線上の風の中では、さて。

 

45分かかりました・・・。

 

失笑・・・。

 

鍛錬あるのみである。

(誰もいなくてよかった。大天荘の受付さんはこっち見てたけど。恥)

20200915_3044593.jpg

 

とりあえず宿はできた。大天荘で昼食をいただく。

ここは燕山荘系列でとてもおしゃれ!

そしてご飯も超美味であった。

20200915_3044595.jpg美味いカレー&かき揚げと奇跡的瞬間の比呂志。

 

 

テント場から大天井岳の頂上までは、片道10分ほどである。

貴重品だけ持って岩の道を身軽に登る。

13:20 大天井岳登頂

 

20200914_3043836.jpg誰もいないのでのんびり。

 

風は相変わらず強く、槍ヶ岳は見えないけれど、雲が少し晴れた瞬間に遠く立山まで見えた。

すごい存在感。

北アルプスの山並みは、やはり圧巻だ。

20200915_3044579.jpg表銀座通りと奥に燕岳

 

頂上から降りてくると、何人かテントを立てている方たちがいた。

私たち以外に4張。

みんな設営早いなあ・・・(うまい人のやり方見ておけばよかったとボヤく比呂志)。

夕焼けも少し期待していたのだが、あっという間にあたりは霧に包まれてしまった。

20200914_3043824.jpg

 

晩御飯は、ボロネーゼパスタとコンビーフ&生米炊飯である。

20200915_3044591.jpg

 

明日は一番行程が長い日なので、早めに寝ることにした。

霧雨の中、19:00就寝。

たまに強い風が吹くと心配になる。

なんせビギナー・テントなのだ。

パタパタとはためくフライシートの音が誰かの足音に聞こえたりして、なかなか寝付けない。

雨のポツポツ音も邪魔をする。

濡れたテントをどう仕舞おう?

しかしそんなことを考えていたら、いつの間にか眠りに落ちていた。

 

 

つづく

 

2020.09.14 Monday

2020夏休み・常念岳と大天井岳1

9月5日土曜夜。

過去最強クラスと言われる台風10号は、遠く沖縄の南にあっても中央自動車道に大粒の雨を降らせていた。

相模原あたりでポツリときて、山梨に入ってもずっと豪雨だ。

ひっきりなしに雷が落ち、あたりが明るくなる。

20200911_3042683.jpg

前が見えない。

打ち付ける雨以外にも、他車の跳ね上げる水しぶきが、容赦なくレンタカー軽自動車を襲っていた。

ハンドルを握る比呂志の横で、前のめりで前方確認をする榊。

 

心底、思う。

私が運転してなくてよかった・・・(免許取って一年目)。

 

考えに考え抜いて、比呂志と榊が決めた夏休みは、北アルプスへの再訪だった。

選んだ山は、常念岳と大天井岳。

車で行き、人の少ない登山口から、しかも平日に登る。

考えうるなかで、最大限感染させない・感染しない(であろう)方法である。

休みをとれるなら、どうしても北アルプスに行きたい・・・あの山並みをもう一度見たかった。

 

しかしこの雨である。

というより、台風である。

せっかくお客様にお願いしてお休みさせてもらったけれど、どうなるだろうか。

 

 

雨は、長野に入ったあたりでやっと止んでくれた。

松本ICで高速道路を降りる。

今日はホテルに泊まって、明朝早くに登山口へ行く予定だった。

立ち寄ったコンビニで聞いたところ、どうやらこちらでは昼に雨がひどかった模様。

小さなビジネスホテルの一室にチェックインし、サービスエリアで買った弁当を食べながら会議する。

明日、いけますかね?

高速道路でのあの大雨が、二人の腰を重くしていた。

なぜなら、今回はテント泊を予定していたからだ。

しかも二泊。

そしてビギナー。

まだ一回しか外で張ったことないのに!

あんなの降っちゃったら・・・。

怖い。

怖すぎる。

 

 

台風はゆっくりと北上している。

6日日曜から8日火曜にかけて日本を通り過ぎていくようだ。

テンくら(天気とくらすというサイト)みたり、Yahoo天気みたり、気圧配置図みたり。

悩んで悩んで悩んで、次の日の朝起きた時まで悩んで、結局その日はあきらめ月曜から登ることにした。

 

そして、決めた途端に晴れるのである。

20200911_3042668.jpgこんなはずじゃ・・・

 

やることもないので、登山口の確認したり松本の湧水を明日からの水として頂いたりして、8時には就寝した。

 

9月7日月曜。

4:30起床。

台風は今日九州に一番近づくようだ。松本市は晴れていた。

一の沢登山口へ向かう。

車で1時間ほどの道のり。

駐車場は登山口から20分ほど歩いて下ったところにある。

30台くらいのキャパシティだが・・・2台しか停まってなかった。

少なすぎて逆に不安である。

10キロを超える荷物を背負い、舗装された道路をテクテク歩く。

20200911_3042670.jpg

登山口にはトイレがあって、休日は管理の方が検温してくださるようだが、この日は誰もいなかった。

 

本日の行程

 

6:50 静かな山道を歩きだす。

 

一の沢からの登山道は、文字通り沢沿いをゆっくりと上がっていく。

奥地に少しずつ分け入っていく感じ。

登山道はけっこう歩きやすいのだが、クマがよく出るらしい。

今年は人が少ないからか食べ物が少ないのか、出没情報が多く、ご近所の上高地・小梨平キャンプ地でテントが襲われたりしていた。

わりと緊張する。

今までシカには何回も会ったけど・・・クマはちょっときついなあ。

一応、クマ鈴(歩くたびにチリンチリン鳴る)を装備してはある。

20200911_3042677.jpg序盤の大滝ベンチ。帽子が曲がってるよ!榊!

 

天気は雨が降ったりやんだりといった感じ。

時折風が吹き抜ける。

見上げると、上空の雲の動きが速い。

樹林帯だと平気だけど、稜線上は風が強いんじゃないだろうか。

テント・・・飛ばない?

 

3時間ほど歩いたところで、今日登って降りてきたというソロのお兄さんと会った。

「上、雨はそうでもないんだけど、風がすごくてね。頂上登らないで降りてきちゃったよ。」

あきらかに健脚の大先輩の言葉に、榊は決めた。

 

山小屋に泊まろう。

 

コロナ禍にあって、山小屋は現在完全予約制である。

ガン空きの駐車場を思い出しつつ、一応小屋へ電話をいれる。

「はい、常念小屋。」

「今日テント泊の予定だったんですけど、風やばそうなので泊まらせていただけませんか?」

「あ〜〜、今日はテントはダメだね。泊るの大丈夫だよ。むしろ泊ってよ。今日、お客さん3人しかいないんだもん。」

 

3人・・・。

コロナのせいか、台風のせいか。

 

とりあえず飛ばない宿は確保したので、あとは登るだけである。

20200911_3042674.jpg

胸突八丁の看板あたりから、急角度で高度を上げていく。

20200911_3042672.jpg

階段をズンズン登ると、あっという間に沢ははるか下方に。

チョロチョロと湧く最終水場を経て、1時間半ほどで稜線上へ出た。

20200911_3042685.jpg

 

木がなくなった瞬間・・・

 

爆風である。

20200911_3042679.jpgサンプラザ中野もびっくり。

 

荷物が重いので、立ち上がると後ろに倒れそう。

目の前に槍ヶ岳の下のほうがちょびっと見えているけれど、それどころじゃない。

20200911_3042681.jpg

超・前傾姿勢で、目の前の小屋へ向かう。

テント、無理。ぜったい無理!

 

 

12:35 常念小屋着。

ガラガラと引き戸をあけると、右側に受付カウンターがあり、先ほど電話を受けてくれたであろうおじさまが、他のお客様からの電話対応中だった。

比呂志と相談して、せっかくだから夕食は小屋の料理をいただいて、今日の昼と明日の朝を自炊しようと決めていた。3人しかお客さんいないんだし・・・少しでも売り上げ貢献できれば。

 

電話を終えたおじさまから、小屋の使用方法について一通り説明を受け、2階の個室へ案内される。

4つの布団が敷いてある一部屋を、私たち2人で使っていいそうだ。

屋根裏部屋のような3階もあり、そちらは大部屋のようだった。

当然今日は誰も使ってない。

個室はコロナ対策のため、布団ごとに透明の板で仕切られている。

布団もそのままは使わないでほしいとお願いされていた。自分の寝袋を広げる。

昼ご飯は、持ってきた棒ラーメンとコンビニのおにぎりである。

1階の談話室横の外に、運動会で使うような大きいテントが張られており、そこの下に置かれたテーブルで調理をした。

軽めに食べたら、あとはとにかく暇である。

風は相変わらずゴウゴウとふき、雨もついに降り始めた。外の様子を見に行く気にもならない。

 

17:00 晩御飯

小屋の本棚にあった「風の谷のナウシカ」を1冊読み終えたあたりで、ご飯の時間になった。

・・・って、食べるの私たちとソロのお兄さん3人だけ!

20200914_3043820.jpg

広々とした食堂にポツンと置かれた食事。

なんかかえってすみません。

食堂の台所側はビニールのシートで仕切りが作られていて、その奥にご飯とお味噌汁を用意したお兄さんが立ってスタンバイしている。

「ごはんとお味噌汁はお替り自由です。欲しいときは、手をあげて教えてください。」

今までならたぶん、お重にご飯入れてテーブルへ置いておけばよかっただろうに、大変なことである。

 

そして、大変な圧力である。

 

なんせ3人しかいないのだ。

立って待つお兄さんに悪いような気がして、迅速にしかも大量にご飯をかきこむ。

わんこそば状態・・・?

(とてもおいしかったです)

 

晩御飯を終えたあたりから、いよいよ外は大嵐の様相を呈してきた。

テレビのある談話室では、本日の宿泊者が大集合(6人)。

しかし、特に話したりするわけでもなく、自炊のご飯を食べたり、お酒を飲んだりしながら、各々の時間を過ごしている。

明日の行程は、朝のうちに常念岳へ登頂した後、稜線を歩き大天井岳へ向かうことになっていた。

テンくらを見るに、風は昼くらいまで弱くはならないようだ。

雨も怪しい。

稜線歩きが不安・・・そのあとのテント泊がさらに不安だ。

もしかしたら、下山しなくちゃいけないかもな。

時折小屋を揺らす強風の音にビビりながら、就寝した。

 

 

つづく。

2020.09.10 Thursday

山に登ってきました。

夏休みいただきまして、行ってきました北アルプス。

無事に帰ってきました。

今回もわりといろいろありました。

良い旅でした。

お休みを承諾いただいたお客様に感謝。

出会った方々に感謝。

また励みます。

 

ブログ、coming soon。

 

 

 

 

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